#166 キリンの凄み。

「ツナグ」


この世を去った人に、たった一度だけ再会することができる。
その願いを叶える力をもった人、「ツナグ」。


設定上、やりようによっては安っぽいファンタジーに転んでしまいそうなところ、
現実味と深みを出していたのは、なんといってもツナグ役の樹木希林の存在だった。
このキャストが樹木希林でなかったら、間違いなくリアリティーに欠ける
薄いトーンになっていたと思う。


「ツナグ」の使命を果たす事に対しての、気持ちのゆらぎの部分も
しっかりと描かれていたところが、共感度アップ。


sky keeper