#162 やわらかい笑顔。
おじいちゃんとおばあちゃんを乗せて、田舎のおばさんの家へ。
久しぶりに妹と会ったおじいちゃんの目はキラキラしていて、
こうやって会える日のことを、毎日楽しみにしていたことが伝わってくる。
途切れない会話の内容は、わたしの知らない人たちのことだったけれど、
わたしはおじさんとおばさんの活き活きとした表情に見とれてニコニコしていた。
いろいろなことが周りで起きる、苦労の多い人生を歩んでいることを
全く感じさせない、さわやかで上品な笑顔。
人生が長くなっていくにつれて、苦い経験は増えるし、
自分の力ではどうしようもコントロールできないような苦しみだって増えていく。
でも、それに反比例するかのような軽やかな笑顔ができる、
そんな歳の重ね方をしている2人は心からかっこいい。
それは芯の強さを持ち併せないと成り立たないからこそ。
やわらかさの背中にはいつも強さがいる。
わたしも、そんな「いい顔」をして笑えるおばあちゃんを目指そう。