#138 リピート版。

キツツキと雨

久しぶりに、映画館で2回観るほどツボに入ってしまった映画。


岐阜の山奥で木をきる木こりの役所広司が、たまたまやってきた
映画クルーの撮影現場に巻き込まれていくというストーリー。


岐阜弁を話す役所広司がたまらなくいい味。
こんなおじさん、いるいる、というなりきりっぷり。
華を全くそぎ落とした役に徹底した小栗旬もかなり好印象だった。


いろんなことのさじ加減が絶妙で、本当にセンスがよい。
親子関係を描きながらも、シリアスなシーンのバランスが絶妙。
重すぎず、ちょうど良し。
いたるところにちりばめられたクスッという笑い、
淡々と進んでいく感じ、間の取り方もたまらなく心地よし。
こういうトーンの映画は観ていて本当に心地がよい。


またいつか必ず観ること間違いなし、の1本。


warm light