#112 映画メモ。

Tokyo oasis


東京オアシス
1コマがかなり長めで、本当に淡々と流れていくストーリーなので、退屈に感じる人と分かれそう。
劇場で隣に座ったおじさまは「つまらんなあー」という感じでもぞもぞしていた。
でも、わたしにとっては好きな空気の映画。
小林聡美の奥底からの悲しい表情を見ているだけで、ぐっとくるものがあった。
別に特別な結論なんかなくても、その時間をじわんと眺めて過ごすという時間が
あるだけで、いい。と、わたしが映画に求めているものはそういったものだからかもしれない。
最近気づいたのだけれど、わたしの惹かれる主人公っていうのは、決まって孤独。
好きな映画を並べてみても決まってそう。
誰かといても、どこか奥底に悲しみを抱えているような、そんな人。


Happiness is: スヌーピーと幸せのブランケット
PEANUTSの世界観って素敵。
少し前に初めてPEANUTSのHappiness is…シリーズの絵本を読んで、
古きよきアメリカの時代そのもののPEANUTSに感動。
小さくて、大切なことがぎゅっと詰まっている。
スヌーピーと幸せのブランケット」は、大好きな青い毛布を手放せずに
葛藤するライナスをめぐるストーリー。
シュルツが50年以上に渡って描き続けた新聞コラムのPANUTSの中から
青いブランケットにまつわるストーリを選び抜いて動画化した
バックグラウンドも見れておもしろい。


朝晩だいぶ冷え込んできたので、わたしもまさに
“Happiness is a warm blanket” 状態。